心肺蘇生法・AED研修会を行いました
「心肺蘇生法・AED(自動体外式除細動器)」研修会を開催しました。
平成28年5月23日、25日、26日、心肺蘇生法・AED(自動体外式除細動器)」研修会を院内向けに開催しました。
突然の心停止を起こした人の救命率を上げるためには、できるだけ早い心肺蘇生、電気的除細動の実施が重要。そばにいる人が勇気をもって心肺蘇生を行い、AED(自動体外式除細動器)の実施につなげていくことがとても大切です。
ましてや、病院という職環境の中、突然の急変、心肺停止に、いつ、だれが遭遇するかわかりません。
知識としては知っていても、実際に目の前で遭遇してしまうと、また、実際に声を出して体を動かして経験したことがないと、とっさの動きができないかもしれません。
当院はこの講習会を毎年繰り返し、全職員を対象に開催し、心肺停止者を発見した際には救命のために何をするべきか、知識や技術の普及啓発の大切さはどこにあるのかを学べるよう取り組んでおります。
看護師、看護助手、コメディカル、事務職員、等々広い職種の参加があり、医師から応急処置の説明を受けた後、患者に見立てた人形を使って心臓マッサージを繰り返しながらAEDによる心肺蘇生法に取り組みました。さすがベテランという方から、初めての実習で戸惑いながら取り組む方まで、さまざまでしたが、研修を受けての感想としては「くりかえし経験することが大事。」、「しっかり覚えて対応したい。」というものが多くありました。
たとえ事務職であろうとも、ここは病院なんだから医師や看護師を呼べば大丈夫などと安易に考えることなく、自分の初動が救命率を左右するということを肝に銘じ、職員一人一人が意識付けを高く維持しながら明日からの業務に取り組んでいきたいと感じました。
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