KYT研修会を開催しました
シムラ病院では、全職員を対象とした「医療安全管理のための研修」を毎年7月と12月に開催しています。
今回は12月17・18日に、危険予知トレーニング(KYT)研修会を開催しました。
危険予知トレーニング(Kiken Yochi Training)とは、作業の中に潜む危険を話し合い、予知と対策を行う訓練のこと。人というものはどんなに注意したつもりでも、ミスを犯すことがあります。
「不注意(うっかり、ぼんやり)」「錯誤(思い込み)」「省略行為(慣れ、横着)」「焦り(先を急ぐ、パニック)」などその原因はさまざま。
『人はミスを起こすもの』を前提に、ミスを誘発しにくい仕組みを作り上げていく必要があります。
今回の研修会では、危機感受性や問題解決能力を向上させることを目的に考えられた『KYT基礎4R法』を、実際の院内の状況に当てはめてケーススタディを行いました。
気をつけている『つもり』になっていることがないか、いつもこうだから『仕方たがない』と改善を諦めていることがないか、想像を働かせ、可能性を考え、メンバーの意見を聞くなどして議論を深めました。
最後は「指差し呼称」を行い、全員で確認の大切さを共有。
研修会で行っただけ、マニュアルを作っただけでは上手くいかないことも多い医療の世界(医療にが限らずそうですね)、気持ちを新たに明日からの業務に取り組んでいきます。