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活動・取り組み
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ピンクリボンdeカープ2016

ピンクリボンdeカープへの参加

 先日、5月 8日(日)ZoomZoomスタジアムにおいて開催された、カープ対横浜DeNAベイスターズ戦。

今年も広島東洋カープ球団の全面協力、協賛企業やボランティアスタッフの支援をいただきながら「ピンクリボンdeカープ」が開催されました。

ひとりでも多くの方に乳がん早期発見の大切さを知っていただくために行われるこのイベントも今年で10回目。総勢 223名の各方面からのボランティアの協力のもと盛大に行われました。

 

今年も当院から診療放射線技師が1名、開催実行委員 兼 当日ボランティアとして、県内の技師5と共にイベントに参加し、『かば広場』にてマンモグラフィ検診や実機体験のコーナー、触診指導などを担当してきました。

今年は、『定期的なマンモグラフィ検診』の大切さと、次の検診までの間を埋める『セルフチェック』について、理解を深めていただくための自作パンフレットなども準備して参加しました。

多数に向かってお話をする講演でないので、しっかりとお話をすることができた方は多くはありませんが、痛みなどの不安で検診を躊躇している方や、今まで関心がなくて受診の機会を逃してきた方々が、足を止めて熱心に聞いてくださった事は、大いなる収穫だったのではないかなと思っています。


 
その他のブースでは、事前申込みによるマンモグラフィ体験検診、協賛グッズの販売、また、総勢100名の安田大学学生による場内パフォーマンスなども行い、それぞれが自分たちの出来ることで、ピンクリボン活動の輪を広げるべくPRしています。

 

 
『受け方が分からない』『仕事が忙しくて』『自己検診してるから大丈夫』『すごく痛かったからもうしたくない』・・・検診を受けない理由はさまざまでしょう。
一方、広島の検診受診率は 広島県43%とのこと。(参考:https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/gan-net/souki-kokuminseikatsukisotyosa.html)。少しずつ伸びてはいるものの、残念ながら目標としている50%にはまだ届いていません。

 
生涯に乳がんを患う日本人女性は、現在 12人に1人と言われています。
完治の期待できる早期がんと、治療が困難になる進行がん。触診では見つからないような5mm以下のがんも、マンモグラフィ(乳房専用のX線撮影)で見つけることが可能であり、早期のうちに見つけて、早く治療を開始することができれば、治癒が見込めます。
乳房は女性のシンボルです。それを失うことによる喪失感は計り知れないものがあります。そのためにも、できるだけ早く見つけて治療を開始したいものです。

 
こういったイベントをきっかけに、『自分と、自分の大切な人のために検診を受けてみようかな』と思って頂けたら幸いです。少しずつ少しずつ理解の輪が広がり、早期発見、早期治療に向かえる人が一人でも増える事を願います。