シムラ病院は 外科、整形外科分野で広島の救急医療を支えます

 

 

 

 

 


 

 

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肘部管症候群

  肘部管症候群

1.症状について
1)環小指のしびれ。手掌だけではなく手背にも(つまり手の表と裏の両方に)しびれが
   あります。(図59) 
2)麻痺が進行すると手掌の小指球という筋肉の部位や第一背側骨間筋(母指と示指の間
   の筋肉)が痩せてくる。(図59)
3)環小指の鷲手変形(図60)
4)肘部管で尺骨神経を軽くたたいただけで、手の環小指にしびれが強く放散します。
   (図61)

 

(図59)

(図60)鷲手変形

  

(図61)

 

2.検  査
1)エックス線検査;
   肘関節特に内側の肘部管近くの変形や骨棘形成を認めることがあります。
 
2)MRI検査;
   肘部管近傍にガングリオンなどの尺骨神経を圧迫している腫瘤が見つかることがあり
   ます。
 
3)電気生理学的検査;
   尺骨神経において神経伝導速度の低下を認めます。

 

3.治療および病気について
 外力が原因であったり、軽いしびれだけの場合にはビタミンB12製剤の服用で様子を見ます。一般に進行性ですので、軽症例以外では診断がつき次第手術になります。手術は尺骨神経を圧迫しているバンドの切離やガングリオンなどの腫瘤の切除を行います。肘を屈曲したときに尺骨神経の緊張が強くなるので、骨を削って、神経の走行を変えてやることもよくあります。

 

4.薬剤について
 ビタミンB12製剤の内服をします。