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整形疾患ナビ
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テニス肘

  テニス肘(上腕外上顆炎)

1.症状について  

 肘の外側から前腕にかけての痛み。(図63手を使わない時には痛みがでません。フライパンを持ったり、タオルを絞ったりするときに痛みがでます。酷いときにはパソコンを使うだけでも痛みがでます

   (図63)

   

 

2.検  査  
1)エックス線検査;特有の所見無し。
 
2)身体検査;
   疼痛を誘発するテスト(図64)
   陽性にでます。

(図64)Thomsenテスト

 

3.治療および病気について  
 肘の外側の上腕骨外上顆には『手首をおこしたり、指を伸ばしたりする筋肉』の腱が付着しています。その腱のoveruse(オーバーユース)といわれています。従って治療は休息とストレッチです。痛みのでる動作を1〜2ヶ月休止して見てください。
 病院では患部にステロイドの局所注射を打つことがあります。テニス肘用バンド(図65も有用です

   (図65)テニス肘用バンド