シムラ病院は 外科、整形外科分野で広島の救急医療を支えます

 

 

 

 

 


 

 

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アキレス腱断裂

  アキレス腱断裂

1.症  状
 
1)アキレス腱付着部での疼痛、腫脹(腫れること)、皮下出血。
2)つま先立ち不能(底屈自体は可能な症例がある)。
3)アキレス腱断裂部の陥凹(へっこみのこと)。

 

2.検  査
1)突然生じるアキレス腱部の痛みと歩行困難というエピソードとアキレス腱断裂部の陥
   凹でほとんどの診断は可能です。
 
2)超音波検査、MRI検査;
   陳旧例や慢性のアキレス腱炎を合併している特には有用です。

 

3.治療について  
保存的治療と手術の二通りがある。最終的な成績には両者間では差が無いとされています。
 最近では装具療法が大変進歩しており、早期から比較的安全に荷重ができる装具を用いた保存的治療を好まれる傾向にあります。装具もしくはギプス固定では8週間から10週間程度の装着が必要とされています(症例により差がある)。
 手術は腰椎麻酔もしくは局所麻酔で行われています。保存的治療が進歩しているため、手術をするのであればしっかりとした縫合で、早期運動を目指す傾向にあります。ギプス固定は症例にもよりますが、最低4週間は必要です。スポーツ復帰には最短でも術後3ヶ月はかかると考えておいた方が良いと思われます。

 

4.薬剤について
 痛みの程度によって消炎鎮痛剤を処方します。

 

5.病気について
 最近は中高年のスポーツ愛好家が増えてきたため、中高年のスポーツもしくはレクレーション中の受傷がその大部分を占めるといわれています。特にママさんバレーや子供の運動会に参加した父兄の受傷などが最も多い怪我です。
 原因は必ずしも明らかでは無いのですが、アキレス腱の踵骨付着部より4〜6cm中枢部で断裂が多く、アキレス腱の血流障害部位に一致していると言われています。
 治療は手術でも保存的治療でも最終的な成績には差が無いと言われていますが、手術では術後のリハビリとあいまって、確実なスポーツ早期復帰のために有効とする意見も多くあります。一方で保存的治療も進歩しており、治療法の選択が広がったという意味からは患者さんにとっては歓迎すべきであり、主治医としっかり相談して、治療法を選択できます。
 ちなみに私も20年前にアキレス腱を切っていますが、長期間のギプス固定や装具をつけるのがいやなので、手術を受けました。