シムラ病院は 外科、整形外科分野で広島の救急医療を支えます

 

 

 

 

 


 

 

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  肘内障

1.症状について  

 子供が突然手を動かさなくなる。肘だけではなく、手を使わなくなるのが特徴。

もちろん手を挙げることもしません。

(図62

  (図62)肘内障

   

 

2.検  査
1)エックス線検査;
   骨や関節に異常を認めません。
 
2)身体検査;
   上肢のどこかに腫脹や内出血などがないことが骨折や脱臼などとの鑑別になります。
   特に小児では鎖骨骨折でも上肢を動かさなくなるので、鎖骨を触っても痛がらない事
   を確認しておきます。

 

3.治療について
 治療は徒手整復です。整復されたらすぐに手を使い出します。手を使うかどうかが治っているかどうかの目安になります。治療はそれだけでギプス固定も不要ですし、特別な注意も不要です。ただしばらくは手を引っ張らないでください。

 

4.病気について
 肘の靱帯構造が弱い時期に、大人に手を引っ張られた時に発症します。靱帯が骨の一部からはずれかかっている状態になっています。痛みのため腕を下げたまま手を全く使わなくなります。靱帯構造が弱い時期(乳幼児から小学入学前の間)におこります。整復できたら、後は特に心配する必要はありません。